北米でマルチリンガルの子育て、仕事、海外生活と日々奮闘中の筆者が感じた日本と海外の違いや気づきを綴るコラム。

第16回目は、「子どもの外国語習得と短期留学について思うこと」です。

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カナダへ移住してからの8年間、毎年数ヶ月ほど日本に滞在している。

 

結婚を機に海外移住するとなったとき、まず初めに今後自分の家族と一緒に過ごせる時間について考えた。日本に一年に一回帰れたとしても、10年で10回。なんだか物寂しい気持ちになったことを今でもはっきりと覚えている。

 

きっと日本国内でも違う県に住んでいれば、年に1〜2回が一般的なのかもしれない。でも、移住時期が震災後だったこともあって「会いたいと思ってその日に会える距離ではないし、できるだけ家族との時間を作りたい」と思ったのだ。

 

そんな想いから、結婚後の優先順位に「毎年の日本帰国」が追加された。その後子どもが生まれ、日本帰国のプライオリティ度はますます上がった。「孫を両親に会わせてあげたい」「自分のルーツである日本の文化や日本語を知ることは、将来子どもの強い基盤になるんじゃないか」と考えたからだ。

 

さて、毎年の子連れ帰国だが想像以上に大変だ。乳幼児期は、持ち運ぶ荷物の多さと赤ちゃんとの長旅路に辟易し、少し大きくなった幼児期の今は、荷物+意見を主張しはじめた子をスケジュールに間に合うように納得させるのに苦戦し、旅後はぐったりを通り越して、死にそう。。。というのが正直な気持ちである。加えて、飛行機代は大人とほぼ同料金。言うは易し、行うは難しを実感している。

 

まぁ、苦労話はここまでにして(笑)

そうまでして行なっている一時帰国は、やっぱりやっていてよかったなと心から思う。両親も喜んでくれているし、私も家族と過ごせる時間は何ものにも変えがたい。子どもも日本行きをいつも心待ちにしている。

 

毎回特に驚くのは、子どもの日本語の上達ぶり。最初の数日は、あまりスムーズに日本語がでてこないが、1週間を過ぎ始めた頃から、私以外の人とも会話が普通に成立し、2週間をすぎるとこれまでのボキャブラリーを超えた言葉や文章がでてくる。1+1ではなく、倍々で増えていく感覚だ。これは本当にすごい。

 

そしてふと思った。これって、ある意味「短期語学留学」と同じなのではないかと。
我が子が日本語に触れる機会は、私との簡単な日常会話や絵本+祖父母との毎日のSkype(ネイティブスピーカーとの会話)+毎年の親子留学(一時帰国)だが、これをそっくりそのまま英語に置き換えると、日本に住む子ができる英語習得法になるんじゃないかと思う。

幼稚園や小学校ではすでに英語教育が導入されているし、家では英語教材を毎日+学校・オンラインでのネイティブ英会話、そして、年に一回の短期留学。子どもの年齢が低ければ2週間〜3週間のホームステイ滞在でも十分に上達は期待できるんじゃないかと思う。大きくなったら、それこそ3週間以上行くのも良い。

 

そういう中期的なサポートのある留学に興味のある親御さんがいたら、私の住んでいるカナダでその体験ができるようにコーディネートしたいなと思いはじめた。個人でするぶん、より身近な安心感のある現地サポートができるし、渡航前にはオンラインで留学のためのオリエンテーションやカウンセリングもするのだ。うん、なんだか良さそうではないか。興味のある人がいれば、私のHPへ気軽にご相談いただければ嬉しいなと思っている。

 

多少しんどく思いながらもマルチリンガルなれるよう日々実践しているこの方法は、低年齢の子どもの言語習得にとても効果的だなと感じている。留学までしなくとも、外国語に触れる機会のルーティン化はぜひおすすめしたいポイントである。

 

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SASAKI ( HP: https://sasaki.themedia.jp/ )

 

海外移住をきっかけに本格的にライター・エディターとなる。英仏話者。人々の生き方や働き方、子育てに興味があり、取材・インタビュー記事が得意。現地では新たな挑戦として、現地企業でマーケティング・カウンセラーも経験し、海外と日本の架け橋となるようなサポートもしてみたいと考えている。

 

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